7. バングラデシュからの建設技能実習生

 

1.バングラデシュの建設需要

a.       バングラデシュはアジア第四位となる人口16000万人の巨大国です。

b.      これまで長らく貧困にあえぐ国でしたが、2000年頃から縫製産業の拡大により経済発展をしはじめました

c.       いまは年間GDP成長率が7%を超え、アジアで最も高い成長率を出しています

d.      国の発展とともに、現地での建設・土木需要が拡大しています。現在バングラデシュではいたるところでマンション・オフィスビル・工場、道路、橋等の建設・土木工事が行われています。

2.日本行きを目指すバングラデシュの建設労働者

a.       建設会社も多くの受注を得てどんどん大きくなっています。建設業に従事する人材も増えてきています。

b.      しかしまだまだ建設人材の給与は低く、またその気候・現場環境は過酷です。

c.       また、現地にいるだけですと、永遠に労働者の地位から上がることができません

d.      彼らの多くは日本へ行き、給与を稼ぎ、貯金をしながら日本の建築技術も学びたいと思っています。

e.      同時に、実習生プログラム終了後、日本で得られた技術・経験を売りにして、自らの建設会社を興し、日本の関わる建設プロジェクトに参画したいと考えています。

3.なぜ他の国よりバングラデシュがよいのか?

a.       建設業は肉体労働で大変なため、アセアン各国でも人気がないのが実情かと思われます。昔はそれでも多くのベトナム人・インドネシア人が応募していましたが、最近は特に建設人材がアセアンの国からも取りにくくなっているかと思います。

b.      また、建設業は必ず男性の割合が多くなってしまうため、アセアン各国で優秀と言われる女性労働者を使えないことも、特に建設業が人材不足に悩む要因かと思います。

c.       一方で、実はバングラデシュは女性が積極的に働く他のアセアン各国と異なり、男性社会であり、男性が妻・自分の両親、そして妻の両親のために稼ぐという価値観・家族観・労働観を持っています。そのため、男性主体の産業である建設であっても、優秀な希望者が多く集まります。

d.      バングラデシュの建設労働者の出稼ぎ先は、日本でなければカナダやイギリス、ロシア又は中東諸国であるため、日本よりも過酷な労働環境での仕事になります。そのため、日本が多少暑い又は寒いという環境であっても、他国と比べればましという環境にあり、希望者を多く募る事ができます。

 

4. イスラム教の建設実習生にはどのような対応が必要なのか?

a.       バングラデシュはイスラム教徒が8割を占める国です。中東諸国ほど厳格ではありませんが、現地においては戒律はそれなりに守られている国です。戒律が守られているがゆえに事件や暴動が少なく治安が維持されている側面もあります。ポイントは日本に来日後どの程度まで日本の労働環境の慣習に合わせられるかにあります。

b.      イスラム教では、豚肉を食べる事と、酒を飲むことが禁止されています。豚肉は細菌が多く病気になりやすい事、酒は理性を失わせ悪行をなす恐れがあるためです。そのため、これは日本においてもできる限り遵守しています。

c.       一方で礼拝とラマダン(断食)は、来日後は業務時間外に行う事をGRAでは指導しています。礼拝回数は現地では5回ですが、就業日は出社前に1度、帰宅後に1度、就寝前に1回の3回にさせています。ラマダン(断食)は1年に一回、1カ月間ありますが、就業日は行わず休日のみ行うよう指導しています。

 

d.      受入機関の皆様には、①豚肉や酒を強要しないこと、②休日における礼拝や断食を揶揄しないこと、そして最も大切なこととして、③イスラム教及びその神アッラーを冒涜しないこと、この3つは留意をお願いできればと思っております。

5. なぜGRAバングラデシュから建設実習生を採用するのがよいのか?

a.       GRAバングラデシュはバングラデシュ最大のDJIT日本語学校を持ち、バングラデシュでトップ水準の送出し実績を出している送出機関です。学生・就職生・実習生合わせて年間約300人を送り出しています

b.      現地運営母体はバングラデシュ最大33000人の学生を持つダフォディル大学を擁するダフォディル財閥です。ダフォディル大学の他、高等学校、専門学校、職業訓練学校、建設訓練校等を持ち、グループ内の学生・卒業生を送出できる体制を持ちます。

c.       現地における職業紹介・ジョブサイトのグループ会社も持ち、日系・地場系の建設会社への職業紹介もしているため、建設実習生の3年後・5年後の帰国後の就職支援も致しております。これは任期満了前の逃亡・失踪対策にも有効です。

d.      日本において、日本語学校の合弁パートナーであるバングラビジネスパートナーズがGRAの日本事務所を運営し、日本人メンバー及びバングラデシュ人メンバーがしっかりと入国前の面接・書類作成、及び入国後の人材管理を支援させていただいています。

e.      以下地域に送り出しをさせていただいており、管理支援体制も保持してます

                                                               i.      首都圏:東京・埼玉・千葉・神奈川

                                                             ii.      北部:群馬・栃木・福島・新潟

                                                            iii.      中部:愛知・岐阜・三重

                                                           iv.      関西:大阪・京都・兵庫

                                                             v.      中四国:広島・岡山・山口・高知

6. バングラデシュの建設実習生候補者例と自己紹介ビデオ

GRAバングラデシュでは,すべての候補者に面接・選考前の段階で日本語を学習させています。

面接には最低5級以上、4級と同等レベルにある人材のみを面接に参加させています。

そのため、日本企業様との面接も日本語で行っていただいています。

下記は面接で選考前の段階での日本語での自己紹介例です。

 

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